すべてのワークフローを網羅するソフトウェア

お客様と対等に関わり、日々の課題解決をするためのソフトウェア開発が、GOM開発者の使命であり、創業時からその思想で開発を推進してきました。GOM Inspectは年1回のソフトウェアアップデートとそれを活用するユーザーコミュニティから、スキャンから結果報告までワークフロー全体をサポートするスタンドアロンソフトウェアとして高く評価されています。このソフトウェアはさまざまな業界向けに特化した分析機能を提供し、継続的に拡張・強化されています。お客様が利用する測定器から取得したデータをGOM Inspectは入力、分析できます。特にZEISS T-SCANユーザーにとって嬉しい機能です。

3つのアプリケーションにフォーカスしています

V2021は多くの改良を加え、3つの分野で新機能を提供しています。

CTデータのボリューム検査

工業用CT（コンピュータ断層撮影）は部品を非破壊で測定し、内部欠陥や材料不良がないかを検出します。GOM VolumeInspectの新機能の1つに使いやすく、断面図を直観的に生成する革新的なボリュームレンダラーがあります。解析用の断面図を作成するだけでなく、部品全体とその内部構造を可視化することができます。またドイツ鋳造産業協会（BDG）の指令P203（12/2019）に基づく空隙率分析も付属しています。

GOM Blade Inspectによる翼型検査

GOM Blade Inspectは翼型の品質保証プロセスに特化した2D、3D評価を提供します。強化されたブリスク評価も特徴です。GOM Blade Inspectを利用することで、ユーザーは独自のスクリプトと評価基準を1つのプラットフォーム化し、検査プロセスに直接統合することができます。

簡単操作による品質保証プロセス自動化

GOMは自動測定プロセスをさらに簡単にしました。バーチャル測定室（VMR）のスマートスキャン機能により、ワンクリックでティーチング、実行、最適化が行えます。この機能により必要なすべてのステップを基準データを利用し1つのプロセスに集約できます。これにより、ATOS ScanBoxの操作がさらに簡単になり、生産性がさらに向上します。